きまぐれコーギ日誌

第19日:無事終了。

今年の北海道観測の旅。無事終了しました。

林野庁の 根釧西部森林管理署 十勝東部森林管理署 のかたがたには 国有林入林の手続きでおせわになりました。さらにそれぞれの管理区域内の危険情報をとりまとめてお知らせいただきました。

気象庁名古屋地方気象台さんには 敷地内の国土地理院電子基準点において起点・終点としての観測をさせていただきました。

道中の宿のかたがたには 地元の様子を詳しく教えていただきました。

ありがとうございました。

今年は あちこちで熊の出没を示す看板が目につきました。山に食べ物が少ない年だったようです。また豪雨等の影響で通行不可能な林道が増えているようです。現地にご用のみなさん あとしばらくお気をつけて。

総走行距離 1917.4 km なり。

286 地点にて

地球から数字を頂きました。

第18日:データ整理。

仙台港に立ち寄り中ケータイでネットにつながりました。ほんじつはここ(フェリーの共有スペース)へ出勤。

観測全体を振り返って

到達できなかった地点はあったけれど ほぼ計画通りの収穫。

命がけ(?)でとった地点も一点。街角で測った点も一点。一点一点公平に 間違いがないかチェックしていきます。

ディジタルだけで記録していくこともできなくはないのだけれど 未だに現地では手書きで書きとめないと安心できない古い人間です・・・。

あそこは おじいさんが話しかけてきたところだなぁ。

とか

あそこは 蚊の大群に大歓迎されたなぁ。

とか

あそこは キツネくんが遠巻きに見ていたなぁ。

とか

道中の思い出を再生しながら今一度進んでいきます。

それにしても 研究室より捗るのはなぜ? 一切中断されないからなぁ・・・。

第17日:さよなら北海道。

帰るとなったら 快晴w。帯広から新千歳空港までドライブです。

新千歳空港にある一等重力点に立ち寄ったのち 苫小牧港へ。

地上はとても穏やかないい天気ですが 重力計を覗くとずいぶん揺れています。海はあまり穏やかではないようです。今晩の船 揺れるかな。

フル稼働で 働いてくれた機材くんたちを休ませ栄養補給(?)します。お疲れさん。

明日のルートを考えなくて良いので こちらも爆睡します。

***

本日の走行距離 185.2 km なり。

本日は 3 地点にて

地球から数字を頂きました。

第16日:さよなら大樹町。

朝の霧が だんだん低いところまで降りてくるようになりました。

まだ誰も測定していない地帯を“落穂拾い”しながら帯広に入りました。久しぶりの都会です。データ整理と帰り支度に入ります。

***

本日の走行距離 114.1 km なり。

本日は 18 地点にて

地球から数字を頂きました。

第15日:遠くの地震で中断。

地震計とおなじような作りの計測機器を持ち歩いているわけだけれど

突然

ぐらんぐらん揺れて計測不能に陥ったよ。壊れたのか???体では揺れを感じていない。

幸い ケイタイのアンテナが立っていたので

気象庁の束田博士にメッセージを送信。

即座に中国で地震が起きたことを教えてくれた。震源が浅く表面波が通り過ぎたのではないかと教えてくれた。こう言う時 同級生はほんと助かるわ。

ほほう

と様子を見ていると ぐらんぐらん の振幅が徐々に小さくなっているようだ。機器の不具合ではなさそうなのでしばらく待機。50分くらいで計測可能なレベルにまで落ち着いたため続行!

残業確定😂。

***

本日の走行距離 93.9 km なり。

本日は 20 地点にて

地球から数字を頂きました。

第15日:親子リベンジ。

別の電子基準点にてチェック計測。

今度は

「電子基準点付属標」と言うアンテナの足元に固定してある十字印との位置関係を正確に記録することができました。

一回はコレやっておきたかった。

第13日:さよなら白糠・音別。

地球から数字をいただきながら

海沿いを大樹町まで移動します。

途中 国土地理院の電子基準点があったので 正確な測定点の位置情報が取得できているかチェックのため 親アンテナ(地理院)の足元に子アンテナ(持参)を立てて そこで地球から数字をいただきました。

ただ

ここのアンテナは 近寄れないよう柵がしてあり(こんなの初めて!😭)基準点の位置を示す金属標の真上での精密な測定はできませんでした。

ムリヤリ入れなくもないが・・・アヤシイのでやめときます。 それにしても 国の機関のこういう基準点って 利用者に開放しているわけではないってこと?

***

本日の走行距離 124.6 km なり。

本日は 20 地点にて

地球から数字を頂きました。

第10日:さよなら本別

予報の通り

雨。

予定通り

本別町に別れを告げ 白糠町〜音別町へと芋づる式に 地球から数字をいただきながら 山から海辺へと移動して行きます。

太平洋が見えるかな。

午後は雨足が強くなり 機材が心配になってきたので

撤収

しました(吹雪や大雨のなか強行して修理代170万円の前科あり😭)。

びしょびしょになって釧路市の飛び地音別町の宿に到着しました。洗濯と前半のデータ整理と後半のためのぼっち作戦会議をします。

***

本日の走行距離 99.6 km なり。

本日は 11 地点にて

地球から数字を頂きました。

第9日:難所(無事?)終了。

明日は雨予報なので

本日中に山方面の難所を済ませておきたいところ。

沢づたいの林道を

端から出たり入ったり。

この地帯は

大雨の影響を受けているらしく

決壊など

多くの沢が進入不可能となってしまっていたよ。

その都度 現地で予定を立て直し・・・

時間だけが過ぎていく。

いちおう ここでやれることは全てやったよ。

なんとか今年の難所は一段落 というところかな。

***

本日の走行距離 110.0 km なり。

本日は 20 地点にて

地球から数字を頂きました。